おぜあかりん イチゴ
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基礎データ DATA
- 親の組み合わせ:「盛岡26号」×「9702-375」
- 品種登録年:2011年(平成23年)
おぜあかりんの特徴
「おぜあかりん」は、群馬県が育成したオリジナル品種です。一般的ないちごは12月から5月頃までが出荷のシーズンですが、おぜあかりんは収穫時期が遅く、3月下旬から7月中旬頃となっています。
おぜあかりんの母親(種子親)は、四季成りで形がよくて食味に優れた「イチゴ盛岡26号」。父親(花粉親)は「とねほっぺ」と「とちおとめ」の系統を受け継ぐ「9702-375」です。品種登録されたのは2011年(平成23年)で、基本的に群馬県北部の中山間地域が栽培適地とされます。
果実はかたくて日持ちよし
果実は円錐形で、平均果重は約18gと大きめ。果皮の色は鮮やかな赤色でツヤツヤとしていて、果肉は淡紅色です。果実がかたくしっかりしているので輸送性に優れ、保存性が高いのが特徴。糖度はメジャーな品種に比べると若干低く、酸味は高めです。
ほどよい酸味はケーキに最適
おぜあかりんはケーキに使われることが多い品種で、いちごの供給が少なくなる初夏以降でも出荷できるのが大きな強み。また、生クリームに合わせるいちごは、少し酸味があるほうが味が引き立つので、ニーズに合ったいちごといえます。
なお、これまで群馬県北部の中山間地域では「尾瀬はるか」が主流でしたが、尾瀬はるかは果皮がやわらかく、天候によって着色不良になってしまうなどの弱点がありました。おぜあかりんはそれらの弱点をカバーしています。
おぜあかりんの選び方(見分け方)
果皮の色づきがよく、光沢のあるものを選びましょう。なるべくヘタ付近まで赤く着色していて、香りのよいものがおすすめです。
おぜあかりんはかたい品種なので、果実がしっかりしているかもチェックします。また、へたが青々として、全体に張りのあるものが新鮮です。長い間店頭に陳列されているものは、食味が落ちていることがあるので注意してください。
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おぜあかりんの保存方法
気温が上がる春から夏頃に出回るため、常温ではなく冷蔵庫の野菜室へ。乾燥を防ぐため、パックのままさらにポリ袋に入れておきましょう。
果実がかたいので日持ちしますが、購入後は2~3日以内に食べることをおすすめします。
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おぜあかりんの食べ方
そのまま食べてもおいしいですが、酸っぱく感じる場合は、いちごミルクにしたり、溶かしたチョコをかけたり、ヨーグルトに入れるなどして食べてもよいでしょう。また、市販のロールケーキにトッピングして、いちごロールにしても美味です。
甘酸っぱさを生かしてパフェやケーキにしたり、ジャムやストロベリーソースにしたりとさまざまなものに利用できます。
おぜあかりんの旬(出回り時期)
おぜあかりんは、一般的ないちごよりもずっと遅い3月下旬~7月中旬頃までが出荷シーズンです。
果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。