大将季(だいまさき) カンキツ類
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基礎データ DATA
- 生い立ち:「不知火」の枝変わり
- 品種登録年:2006年(平成18年)
- おもな産地:鹿児島県
大将季(だいまさき)の特徴

「大将季(だいまさき)」は「不知火(しらぬい)」の枝変わりとして誕生した柑橘です。鹿児島県阿久根市の大野孝一氏の農園で発見され、2006年(平成18年)に品種登録されました。
不知火は「デコポン」としてもお馴染みの品種で、果実の上部が出っ張っているのが特徴。そして大将季も同じくヘタ付近がボコッとした形をしています。そのため一見すると不知火やデコポンと変わらないように思えますが、よく見ると皮の色に違いがあります。
果皮の色の濃さが特徴
大将季は不知火に比べて色づきがよく、果皮の紅色が濃いのが特徴。不知火と比較すると鮮やかな橙色をしています。皮は手で容易にむくことができ、袋(じょうのう膜)が薄くて食べやすくタネもありません。甘味の中に適度な酸味も含まれていて、ジューシーで濃厚な味です。
ちなみに、この大将季という名前は、育成者の大野氏の息子さんの名前にちなんで名付けられたそうです。
大将季(だいまさき)の選び方(見分け方)

大将季は果皮の色が濃いのが特徴なので、全体が濃い橙色に着色しているものを選びましょう。また、ずっしりと重みがあるか、果皮にみずみずしさを感じるかどうかも要チェック。果皮がしんなりしていたり、黒ずみが見られるものは避けます。
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大将季(だいまさき)の保存方法
できれば1玉ずつ新聞紙などで包んでからポリ袋に入れ、冷暗所または冷蔵庫の野菜室で保存します。大将季はある程度日持ちしますが、鮮度が低下すると果肉がパサパサになるので、なるべく早く食べ切るようにしましょう。
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大将季(だいまさき)の食べ方

大将季は一般的なデコポンや不知火と同じように手で皮をむいて袋ごと食べます。甘酸のバランスがよいので、そのまま食べるのはもちろん、薄皮をむいてタルトやゼリーに使用するのもおすすめです。
大将季(だいまさき)の旬(出回り時期)
大将季が多く出回るのは2月頃から4月頃です。ハウス栽培のものは12月頃から出荷されることもあります。
果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。