ありあけ カンキツ類
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基礎データ DATA
- 親の組み合わせ:「清家ネーブル」×「クレメンティン」
- 品種登録年:1994年(平成6年)
- おもな産地:愛媛県、和歌山県
ありあけの特徴
「ありあけ」は「清家ネーブル」と「クレメンティン」を両親に持つタンゴールです。1973年(昭和48年)に長崎県の果樹試験場口之津支場で交雑・育成がスタートし、1994年(平成6年)に国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構によって品種登録されました。
手でむいて袋ごと食べられる
ありあけのサイズは150~200gほどで、果肉はネーブルのような香りと甘さがあって酸味はおだやか。タネなしで果汁が多く、食味が良好です。果皮のむきやすさは温州みかんほどではありませんが、手でむくことができて薄皮(じょうのう膜)ごと食べられます。
両親のよい部分を継承
母親の清家ネーブルは「ワシントンネーブル」の枝変わり品種で、父親のクレメンティンは甘酸のバランスがよい小ぶりのマンダリンです。つまりオレンジのような風味は母親譲りで、皮のむきやすさは父親譲りと考えられます。
なお、外観がネーブルに似ていますが、ありあけにはネーブルのような「へそ」はありません。
ありあけの選び方(見分け方)
持ったときに重量感があるか、果皮に張りがあるか、みずみずしさを感じるかどうかを確認しましょう。見た目よりも軽く感じる場合は水分が減少している可能性があります。
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ありあけの保存方法
乾燥防止のためにポリ袋に入れて保存します。できれば新聞紙で包んでからポリ袋に入れておくとより安心です。保存場所は冷暗所か冷蔵庫の野菜室へ。鮮度が落ちると果汁が減少して食味が落ちるので、なるべく早く消費するようにしましょう。
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ありあけの食べ方
ありあけの果皮はややしっかりしていますが、手でむくことができます。また、薄皮ごと食べられるので、みかんのようにそのまま食べましょう。むくのが面倒ならネーブルのようにスマイルカットにして食べてもOKです。
ありあけの旬(出回り時期)
ありあけのおいしいシーズンは12月下旬から2月上旬頃です。
果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。