ダブルマーコット(タンゴ) カンキツ類
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基礎データ DATA
- 生い立ち:「マーコット」の自然交雑実生
- おもな産地:アメリカ、オーストラリア、トルコ
ダブルマーコット(タンゴ)の特徴
ダブルマーコットは「アフォーラ(Afourer)」というモロッコ生まれのマンダリンです。マーコットの自然交雑実生とされ、タネが少なく食べやすいことから、別名ダブルマーコットと呼ばれています。
マーコットはみかんのように手で皮をむくことができ、強い甘味と濃厚な味が特徴の柑橘ですが、タネが多いのが難点。それに比べてダブルマーコット(アフォーラ)はタネが少ない(またはタネがない)のが大きな魅力です。
なお、アメリカ産のものはダブルマーコットの名前で出荷され、オーストラリア産のものは「アフォーラマンダリン」の名前で流通していることが多いようです。
タネなしの「タンゴ」
ダブルマーコット(アフォーラ)はタネが少ないとはいえ、他家受粉してしまうとタネが多く入ってしまう特性があります。そこで、さらに高確率でタネなしにするために開発されたのが「タンゴ」です。
タンゴはアメリカのカリフォルニア大学がダブルマーコットを人工的に突然変異させたもので、他家受粉でもほとんどタネが入りません。また、見た目や味に関してもダブルマーコットとあまり変わらず食味良好。春になるとトルコ産のものが店頭に並びます。
ダブルマーコット(タンゴ)の選び方(見分け方)
輸入品なので収穫してから時間が経ち過ぎると、食味が落ちてしまいます。そのため果皮に張りがあり、みずみずしさを感じるものを選びましょう。また全体が濃いオレンジ色に着色していて、持ったときに重みを感じるものがおすすめです。
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ダブルマーコット(タンゴ)の保存方法
乾燥防止のためにポリ袋に入れて、冷暗所または冷蔵庫の野菜室で保存します。新聞紙などで包んでからポリ袋に入れるとより効果的。鮮度が残っているうちに早めに食べ切りましょう。
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ダブルマーコット(タンゴ)の食べ方
ダブルマーコット(アフォーラ)や、タンゴはみかんのように手でむくことが可能です。またじょうのう膜が薄いので、袋ごと手軽に食べられます。
ダブルマーコット(タンゴ)の旬(出回り時期)
トルコ産は2月から4月頃、アメリカ産は3月から6月頃、オーストラリア産は9月から11月頃がシーズンとなっています。
果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。