たまみ カンキツ類
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たまみの特徴


「たまみ」は国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構が育成した柑橘です。1980年(昭和55年)に「清見」と「ウイルキング」を交雑して育成し、2006年(平成18年)に品種登録されました。
果皮が薄くてむきやすい
果実は扁球形でサイズは150g前後。果皮は橙色で温州みかんのように薄くてやわらかく、手でむくことができます。また糖度が高くて酸味は弱く、果肉はジューシーでオレンジに似た香りです。
ちなみに母親の清見はオレンジのような風味があり多汁で食味良好。父親のウイルキングは、皮が容易にむけて強い甘味と芳香があります。たまみはこれらのよいところを受け継いだ品種といえるでしょう。
大きいと浮き皮気味に
たまみは果実が大きいと果皮がやや浮き皮になりやすいという性質があります。浮き皮になると味が落ちてしまうので大玉の果実を選ぶ際には注意が必要です。
たまみの選び方(見分け方)

果皮に張りとツヤがあり、みずみずしさを感じるものを選びます。手で持ったときにしっかりと重みを感じるかどうか、果皮に変色や傷がないかも確認します。
先に述べたように、たまみは果実が大きいと浮き皮になりやすいの気を付けましょう。少しくらいの浮き皮なら気にしなくてもよいですが、明らかに皮が浮いてふかふかになったものは避けたほうが無難。たまみの場合、大玉よりも中、小サイズのものがおすすめです。
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たまみの保存方法
日持ちさせるには乾燥と高温を避けます。新聞紙などで包んでからポリ袋に入れ、気温の低い冷暗所で保存しましょう。冷蔵庫の野菜室でもOKです。
また果皮の締まったものと浮き皮気味のものが混ざっていれば、先に浮き皮気味のものから食べましょう。
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たまみの食べ方

たまみは温州みかんのように手で皮をむいて、そのまま袋ごと食べます。ただ、タネが入っていることがあるので、食べるときに確認するようにしてください。
たまみの旬(出回り時期)
たまみが多く出回るのは12月下旬から1月中旬頃です。
果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。
各地の年間収穫量 たまみ
出典:農林水産省統計
年のたまみの収穫量のうち最も多いのは愛媛県で、約62トンの収穫量があります。2位は約25トンの収穫量がある愛知県、3位は約12トンの収穫量がある静岡県です。