にじゅうまる(佐賀果試35号) カンキツ類
種類/品種/ブランドなどの詳細ページ
基礎データ DATA
- 親の組み合わせ:「西之香(にしのかおり)」×「太田ポンカン」
- 品種登録年:2017年(平成29年)
- おもな産地:佐賀県
にじゅうまる(佐賀果試35号)の特徴
佐賀県が開発した「にじゅうまる」は、2017年(平成29年)に品種登録された中晩柑です。「西之香(にしのかおり)」と「太田ポンカン」を交配し、20年以上かけて育成されました。正式な品種名は「佐賀果試35号」で、にじゅうまるというのはブランド名になります。
果実は扁球形で、サイズは250~300gほどと温州ミカンの2倍くらいと大きさ。皮は手でむくことができ、薄皮(じょうのう膜)ごと食べることが可能です。
また、糖度が高くて酸味は弱く、香りがよくて果汁が豊富。さじょうがしっかりとしているのでつぶつぶとした食感が楽しめます。
見た目も味も二重丸
にじゅうまるは、横向きにカットすると果肉の中央部の色が少し薄くなっていて、断面の模様が二重丸のように見えるのが特徴です。この見た目と、香りのよさ、甘さなどすべてが「二重丸」ということでこの名が付けられました。
「甘平」に似ている?
甘味が強くて食べやすい中晩柑に「甘平(かんぺい)」がありますが、甘平の親は「西之香」と「ポンカン」。そう、にじゅうまるとほぼ同じです。そのため食味のよさや食べやすさなどの特性がとてもよく似ています。
にじゅうまる(佐賀果試35号)の選び方(見分け方)
果皮に張りがあるかどうか、持ったときに重量感があるかをチェックしましょう。果皮がしなびていたり、持ったときに軽いものは避けたほうが無難です。にじゅうまるは浮き皮になりにくい品種なので、皮がふかふかと浮いたものはほとんど見られません。
カンキツ類のページに戻る
にじゅうまる(佐賀果試35号)の保存方法
乾燥すると食味が落ちるので、ポリ袋に入れるなどして冷蔵庫の野菜室または冷暗所で保存します。できれば1個ずつ新聞紙などで包んでからポリ袋に入れるとよいでしょう。
多少は日持ちしますが、みずみずしさが損なわれないよう、なるべく早く食べ切ってください。
カンキツ類のページに戻る
にじゅうまる(佐賀果試35号)の食べ方
皮がむきやすく、薄皮(じょうのう膜)も薄いので、温州みかんのように手でむいて袋ごと食べられます。
にじゅうまる(佐賀果試35号)の旬(出回り時期)
にじゅうまるは1月に収穫されますが、出荷されるのは2月下旬頃からです。
果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。