西南のひかり カンキツ類
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基礎データ DATA
西南のひかりの特徴
「西南のひかり」は長崎県生まれの柑橘です。親の掛け合わせは「アンコール×興津早生 No.21」と「陽香(清見×中野3号ポンカン)」。1988年に果樹試験場口之津支場において交配が行われ、その後2008年(平成20年)に西南のひかりと命名されました。そして翌2009年(平成21年)に国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構によって品種登録されています。
手で皮をむけてタネも少ない
果実の大きさは180g前後で、温州みかんのような扁円形。濃橙色の果皮はやわらかく薄いので、容易に手でむくことができます。また、じょうのう膜(袋)も薄く、タネも少なめです。ちなみに、成長途中に他品種の花粉を受粉しなければタネは少なくなるとされます。
オレンジとアンコールのような香り
果肉は果汁を豊富に含み、ソフトな口当たりで、甘味と酸味のバランスがよいのが特徴。「オレンジ」と「アンコール」を合わせたような香りも感じられます。また柑橘類の中では、機能性成分であるβクリプトキサンチンの含有量が多いのもポイントです。
収穫時期は12月上中旬頃。西南のひかりという名前は、育成地が長崎県であること、そして柑橘の産地へ光をもたらす品種になってほしいという願いが込められているそうです。
西南のひかりの選び方(見分け方)
果皮にやわらかさと適度な張りを感じられるものを選びます。果皮がかた過ぎるものや変色が見られるものは避けたほうがよいでしょう。また、しっかりと重みを感じるかどうか、浮き皮になっていないかどうかも確認します。
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西南のひかりの保存方法
乾燥するとみずみずしさが減少するため、ポリ袋に入れて冷暗所か冷蔵庫の野菜室で保存します。暖房の効いた部屋にそのまま置いておくと鮮度の低下が早まるので注意してください。
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西南のひかりの食べ方
西南のひかりは温州みかんのように手で皮をむいて、袋(じょうのう膜)ごと食べられます。
西南のひかりの旬(出回り時期)
西南のひかりが多く出荷されるのは12月から1月頃です。
果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。
各地の年間収穫量 西南のひかり
出典:農林水産省統計
年の西南のひかりの収穫量のうち最も多いのは香川県で、約36トンの収穫量があります。2位は約8トンの収穫量がある佐賀県、3位は約6トンの収穫量がある福岡県です。