あすみ カンキツ類

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基礎データ DATA

  • 親の組み合わせ:「興津46号(スイートスプリング×トロビタオレンジ)」×「はるみ」
  • 品種登録年:2014年(平成26年)

あすみの特徴

あすみ

「あすみ」は2014年(平成26年)に品種登録された柑橘です。育成したのは国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構で、親の掛け合わせは「興津46号(スイートスプリング×トロビタオレンジ)」と「はるみ」になります。

祖母にあたるスイートスプリングは「上田温州」と「八朔」を親に持つさわやかな甘さの柑橘。また、祖父にあたるトロビタオレンジは「清見」の父親品種です。そして父親のはるみは「清見」と「ポンカン」の子どもで、甘くて食べやすい品種になります。これらの優れた性質を受け継いであすみは誕生しました。

食べやすさと優れた食味が魅力

成熟期は1月下旬から2月上旬で、果実は扁球形。果重は150gほどで大きいものは200g以上になります。またオレンジ色の果皮は薄くてむきやすく、袋(じょうのう膜)ごと食べられます。じょうのう膜も薄くてやわらかいので、口当たりも良好です。

果汁が豊富で果肉がソフト

果肉はやわらかく甘味が強くてほどよい酸味があり、果汁を豊富に含んでいてジューシー。またオレンジのようなさわやかな芳香が感じられ、機能性成分のβ-クリプトキサンチンも多く含んでいます。

あすみの選び方(見分け方)

果皮が鮮やかな橙色で全体的に張りのあるものを選びます。また重量感が感じられ、表面に傷がないものがよいでしょう。なお、あすみは浮き皮になりにくい品種なので、その点においては心配いりません。

あすみの保存方法

なるべく早めに食べるのが基本ですが、少し日持ちさせたい場合は、新聞紙などで包んでポリ袋に入れ、気温の低い場所で保存します。暖房の効いた部屋にそのまま置いておくと鮮度の低下が早まるので注意が必要です。適当な保存場所がなければ、冷蔵庫の野菜室でもかまいません。

あすみの食べ方

あすみ

あすみはみかんのように手でむいて、そのまま袋ごと食べられます。少しタネが入っていることがありますが、手軽に濃厚な風味が味わえます。

あすみの旬(出回り時期)

あすみが出荷されるのは1月下旬から3月上旬頃です。

果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。

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