あづましずく ブドウ(葡萄)

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    あづましずく

基礎データ DATA

あづましずくの特徴

あづましずく

「あづましずく」は福島県で誕生した大粒の黒ぶどうです。福島県農業総合センター果樹研究所において、1992年(平成4年)に「ブラックオリンピア」と「4倍体ヒムロット」を交配して育成。2004年(平成16年)に品種登録されました。

粒が大きくて皮離れよし

あづましずくは母親のブラックオリンピアに似ていて、果粒は円形で重さが11~15gと大粒。果皮が青黒~紫黒色で、皮離れがよく、果肉はやわらかくて果汁が豊富です。またピオーネや巨峰のような風味があり、酸味が少ないので甘味をしっかりと感じられます。

ちなみに母親のブラックオリンピアは「巨峰」と「巨鯨」から育成された甘味の強い品種です。父親のヒムロットは果皮が緑色の品種で、粒が少し小さめですが、種なしで糖度の高い品種になります。

8月上旬から出荷できる極早生種

あづましずくは成熟期が早く8月上旬頃から収穫できるのもポイントです。巨峰やピオーネは8月中下旬頃からなので、それらよりも早い時期から味わうことができます。貯蔵性もよいほうで、皮の裂果もほとんど見られません。

あづましずくの選び方(見分け方)

房全体が黒に近い紫色で、表面に張りがあるものを選びます。時期や栽培環境などによっては少し赤みが残っているものもありますが、できれば色の濃いものがおすすめです。

またあづましずくはブルーム(果粉)が多い品種で、鮮度のよいものは果皮に白い粉が付着しています。

あづましずくの保存方法

すぐに食べる場合は冷暗所でもよいですが、あづましずくは暑い時期に出回るため、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れておきましょう。量が多い場合は、粒の落ちそうなものから先に食べるようにします。

また、1粒ずつ軸の部分をキッチンばさみでカットして冷蔵保存しておくという方法もあります。

あづましずくの食べ方

あづましずくは種なしで皮離れもよいので、指で果肉を押し出して食べることができます。ただ、皮に少し果肉が残ってしまうこともあるため、少し面倒ですが皮をむいて食べてもよいでしょう。

あづましずくの旬(出回り時期)

あづましずくは極早生種なので、8月上旬から出荷されます。

果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。

あづましずくの主な産地

出典:農林水産省統計

あづましずくの作付面積のトップは福島県です。作付面積は約12.5ヘクタールで、80%以上の割合を占めています。2位は約1.4ヘクタールの青森県。あづましずくの作付面積に関しては、この2つの地域だけが公表されています。

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