トンプソン・シードレス(Thompson Seedless) ブドウ(葡萄)
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基礎データ DATA
- 生い立ち:アメリカで誕生
トンプソン・シードレスの特徴

「トンプソン・シードレス」は緑色の種なしぶどうです。世界的に栽培されている品種の1つで、日本へはアメリカやチリ、オーストラリアなどから輸入されています。
種なしで皮ごと食べられる
果皮は黄緑色をしていて、形は長楕円形。果粒は5g前後と中くらいのサイズです。皮が薄くてやわらかく、種も入っていないので、皮ごとサクサク食べられます。
また果肉はほどよいやわらかさで締まりがあり、甘味は強め。酸味が少ないので食べやすく、さわやかな風味が楽しめます。
レーズン加工にも最適
トンプソン・シードレスはアメリカで生まれた品種で、イギリスから移住したウィリアム・トンプソンによって1875年頃に育成されたとのこと。「Seed(種)」が「less(ない)」という名前の通り、種なしで甘くて皮が薄いことから、優良なぶどうとして知られるようになり栽培面積が拡大。100年以上経った今でも親しまれています。
生食のほかドライ加工にも適していて、アメリカではレーズン(干しブドウ)用としても使われています。
トンプソン・シードレスの選び方(見分け方)

果皮がきれいな黄緑色で、張りが感じられるものがおすすめです。熟すにつれて黄色っぽくなってくるので、酸味の少ないものがよければ黄色っぽいものを選んでもよいでしょう。
果皮が茶色っぽくなっていたり、軸が茶色く枯れたものは鮮度が落ちています。また粒がいくつも落ちているものも避けたほうが無難です。
なお、トンプソン・シードレスは日本のぶどうのように1房ではなく、10cmくらいにカットしたものが2~3本入っていることがよくあります。
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トンプソン・シードレスの保存方法

購入後は冷蔵庫の野菜室に入れて、なるべく早く食べ切るようにします。乾燥しないようにポリ袋に入れるか、パックのまま保存。粒が落ちそうなものがあればそれから先に食べましょう。
食べ切れない場合は冷凍保存して、半解凍の状態でシャーベット感覚で味わうという方法もあります。その場合、1粒ずつカットしておくと食べるときに楽です。
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トンプソン・シードレスの食べ方

トンプソン・シードレスは皮が薄いので、そのまま食べても気になりません。流水でしっかり水洗いしてから食べましょう。種も入っていないので、シャインマスカットのように手軽に食べられます。
トンプソン・シードレスの旬(出回り時期)
アメリカのカリフォルニア産が9月頃から11月頃、オーストラリア産が1月から5月頃、チリ産が2月頃から5月頃に流通します。
果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。