クイーンニーナ ブドウ(葡萄)
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基礎データ DATA
クイーンニーナの特徴
「クイーンニーナ」は広島県で誕生した赤ぶどうです。1992年(平成4年)に果樹試験場安芸津支場において「ブドウ安芸津20号」と「安芸クイーン」を交配して育成し、2011年(平成23年)に品種登録されました。
甘くてジューシーな大粒果実
果皮はきれいな赤色をしていて、粒の重さは約17gと大粒。果肉がしっかりしていて歯切れがよく、糖度が高くて酸味がおだやかです。また「巨峰」や「ピオーネ」のような香りがあり、甘くみずみずしいことが特徴となっています。
ちなみに母親であるブドウ安芸津20号は「紅瑞宝」と「白峰」を両親に持ち、果肉がかためでかみ切りやすいのが特徴。そして父親の安芸クイーンは人気の赤ぶどうの1つで、食味のよさに定評があります。この両親から誕生したクイーンニーナはそれぞれの優れた特性を受け継いでいます。
名前の由来は番号から?
クイーンニーナという名前は、旧系統名である「安芸津27号」の27と、女の子という意味のスペイン語のNINA(ニーニャ)、「安芸クイーン」の子どもであることなどにちなんでつけられたそうです。
クイーンニーナの選び方(見分け方)
クイーンニーナは時期や栽培環境によっては、色が薄かったり少し黄色が残っていることもあります。色が薄めでも甘味はありますが、なるべく全体が濃い赤色のものがよいでしょう。
また軸が茶色く枯れているものは収穫してから日が経っているので、緑色でピンとしていて、果皮に張りがあるものを選ぶようにします。
なお、果皮に白っぽい粉(ブルーム)が付いていることがありますが、これは鮮度のよい証拠です。
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クイーンニーナの保存方法
ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。鮮度がよければ数日間は日持ちしますが、なるべく早く食べ切るようにしましょう。少し面倒ですが、1粒ずつ軸の部分でカットして冷蔵保存するとより長持ちします。
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クイーンニーナの食べ方
基本的に種なしのものが多いですが、デラウエアのように果肉を吸うように食べるのは少し難しいので、皮をむいて食べましょう。
クイーンニーナは甘味が強いのでそのまま味わうのはもちろん、パフェやケーキのトッピングにもおすすめです。その際、皮はむいてからトッピングしたほうが食べやすくなります
クイーンニーナの旬(出回り時期)
クイーンニーナの収穫時期は8月下旬から9月上旬頃です。
果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。
クイーンニーナの主な産地
出典:農林水産省統計
クイーンニーナの作付面積のトップは長野県です。作付面積は約17.9ヘクタールで、全体の約31%を占めています。2位は約11.4ヘクタールの山梨県。全体の約20%を占めています。3位は約9.4ヘクタールの島根県です。
統計データを公表していない都道府県はこのランキングに入っていませんのでご注意ください
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