北紅(きたくれない) リンゴ

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基礎データ DATA

北紅(きたくれない)の特徴

北紅

「北紅(あおり13)」は、地方独立行政法人青森県産業技術センターりんご研究所が開発した品種です。果皮の色づきと食味がよいのが特徴で、2003年(平成15年)に品種登録されました。なお北紅というのは商標名で、正式には「あおり13」という名前で登録されています。

濃紅色で完熟したものは蜜入りも

北紅の外観は扁円形で、重さは350g程度と大玉。果皮は濃い紅色をしていて、小さな点々(果点)が目立ちます。また着色がよい品種なので、熟すと黒っぽい暗紅色のものも多く見られます。

果肉は黄白色をしていて緻密でかたく、歯切れがよくてサクサクとした食感。甘味が強く酸味が弱いので甘さをしっかりと感じられます。香りは控えめですが、完熟すると蜜が入りやすく、果汁も豊富です。

北紅(きたくれない)の選び方(見分け方)

北紅

北紅の特性は何といっても色の濃さなので、全体が濃紅色に染まっていて、果皮に張りがあるものを選びましょう。完熟すると黒っぽい紅色になるので、色が濃すぎても大丈夫です。また同じ大きさなら重いほうが果汁を多く含んでいます。

なお、北紅は蜜が入りやすい品種ですが、必ずしも入っているわけではありません。もし入っていなくても十分に甘味はあります。

北紅(きたくれない)の保存方法

購入後はポリ袋に入れて冷暗所か冷蔵庫の野菜室へ。すぐに食べない場合は乾燥を防ぐため、新聞紙で包んでからポリ袋に入れて、冷蔵保存しておきます。

北紅は比較的日持ちがよい品種ですが、家庭での長期間保存だと食味が落ちやすいので、なるべく早く食べるようにしましょう。

北紅(きたくれない)の食べ方

北紅

甘くて酸味がおだやかな北紅は、そのまま生食してみずみずしさを味わいましょう。皮付近の栄養を逃さないよう、皮ごと食べるのもおすすめです。

また、カット後の褐変化が少なめなので、パフェやジャムなどにも最適。ジャムにする場合、酸味が少なければレモン汁を多めに入れると甘さがより引き立ちます。

両親は当初の発表とは違う品種だった

品種登録時、北紅の両親は「世界一」×「あかね」となっていましたが、のちにこの組み合わせには矛盾点が見つかり、DNA鑑定が行われました。その結果、交配親は「リチャードデリシャス」×「つがる」であると判断されています。

北紅(きたくれない)の旬(出回り時期)

北紅は10月上旬に収穫時期を迎え、12月下旬頃まで出荷されます。

果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。

北紅(きたくれない)の主な産地

出典:農林水産省統計

北紅(きたくれない)は青森県で栽培が行われています。作付面積は約1.8ヘクタールです。

統計データを公表していない都道府県はこのランキングに入っていませんのでご注意ください

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