シナノプッチ リンゴ
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基礎データ DATA
- 親の組み合わせ:「つがる」×「さんさ」
- 品種登録年:2010年(平成22年)
シナノプッチの特徴
「シナノプッチ」は信州りんごの「シナノシリーズ」の1つで、長野県果樹試験場が育成した小玉りんごです。「つがる」と「さんさ」を交配して育成し、2010年(平成22年)に品種登録されました。
シナノプッチの特徴は、重さが150~200g程度とサイズが小さいこと。手のひらサイズなので丸かじりするのに適していて、子どものおやつにも向いています。ちなみに「プッチ」はフランス語で小さいという意味で、まさにその通りの名前です。
小さい果実に甘味と果汁が凝縮
果実は円形から扁円形で、果皮はきれいな濃赤色に着色します。黄白色の果肉は緻密でややかたく、果汁が多くてパリっとした歯ごたえ。香りは少ないですが、酸味がおだやかで甘味を感じやすく食味良好です。また、果皮が薄いので皮ごと食べても気になりません。
なお長野県にはもう1種類「シナノピッコロ」という小玉の丸かじり向け品種があります。シナノピッコロはシナノプッチよりも4年ほど早い2006年(平成18年)に品種登録されていて、甘酸が調和した味わいが特徴です。収穫期はどちらも9月中下旬頃からですが、シナノプッチのほうが酸味が少なく、食感が少しかためとなっています。
シナノプッチの選び方(見分け方)
一般的な「ふじ」などに比べるとサイズが2/3くらいの小ぶりなりんごなので、小さくて問題ありません。小玉ながらもふっくらとした丸い形で重量感があり、皮が鮮やかな紅色のものを選びましょう。
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シナノプッチの保存方法
気温が高い9月中旬頃から出回るため、購入したら冷蔵庫の野菜室で保存します。1玉ずつ新聞紙で包み、ポリ袋に入れておくと鮮度の低下を遅らせるのに効果的です。数が多くて入りきらない場合は、できるだけ涼しい場所に置いておきます。
それほど日持ちするほうではないので、みずみずしさが楽しめるうちになるべく早く食べ切りましょう。
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シナノプッチの食べ方
シナノプッチは食べ切りサイズなので、水洗いをしてそのまま丸ごと食べましょう。秋のアウトドアやレジャーのおやつとして持って行くのもおすすめです。
もちろん皮をむいてもおいしく味わえます。カットしてからの褐変化が遅いため、パフェなどに使ってもよいでしょう。
シナノプッチの旬(出回り時期)
シナノプッチが多く出荷される時期は9月中旬から10月頃です。
果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。