シナノホッペ リンゴ

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基礎データ DATA

  • 親の組み合わせ:「あかね」×「ふじ」
  • 品種登録年:2013年(平成25年)

シナノホッペの特徴

シナノホッペ シナノホッペ

長野県果樹試験場で育成された「シナノホッペ」は、「あかね」と「ふじ」を交配して誕生したりんごで、2013年(平成25年)に品種登録されました。長野県の「シナノシリーズ」の1つに数えられ、果実の色づきがよく蜜が入りやすいのが特徴。10月下旬頃から11月上旬頃が収穫期です。

甘味が強くて果汁が豊富

重さが300g程度で、形は扁円形。果皮は濃い紅色に染まり、着色のよいものは黒っぽい紫紅色になります。果肉は黄白色でかたさがあり、果汁が多くシャキッとした歯ごたえ。糖度が高くて酸味が弱いため甘味を感じやすく、熟すと蜜入りのものも多く見られます。

生産面では裂果やさび、落果が少なく、標高が低い地域でも着色しやすいのが利点。作業コストの軽減につながります。

シナノホッペの選び方(見分け方)

シナノホッペ

果皮色の濃さが特徴なので、お尻の部分までしっかりと色づいているかを確認しましょう。ものによっては色が濃過ぎるように感じることもありますが問題ありません。また、同じ大きさなら重く感じるほうがおすすめです。

なお、蜜が入りやすい品種ではありますが、蜜入りかどうかはカットしてみないとわかりません。入っていなくても完熟果はしっかりと甘味があります。

シナノホッペの保存方法

乾燥防止のためポリ袋に入れ、冷暗所または冷蔵庫の野菜室で保存します。少し長めに保存するなら1個ずつ新聞紙で包んでからポリ袋に入れて、冷蔵保存しておきましょう。

多少は日持ちしますが、食味がよいうちに食べ切るようにします。

シナノホッペの食べ方

シナノホッペ

シナノホッペは糖度が高くてやさしい酸味のりんごなので、そのままカットして食べると強い甘味が感じられます。またしっかり水洗いをして皮ごと食べれば、皮付近の栄養もしっかり摂れます。

酸味が控えめなのでジャムなどに加工する場合は、レモン汁を多めに入れるなどして甘酸のバランスを調整するとよいでしょう。

シナノホッペの旬(出回り時期)

シナノホッペのシーズンは10月下旬~11月頃。「ふじ」よりも1週間~10日程度早く出回ります。

果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。

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