紅月（こうげつ）の特徴

「紅月（こうげつ）」は青森県の谷内氏によって育成された品種で、1981年（昭和56年）に株式会社天香園によって品種登録されました。親の組み合わせは「ゴールデンデリシャス」と「紅玉」で、どちらもアメリカ生まれの品種です。なお、もともとは「和香」という名前が付けられていましたが、のちに改名して紅月となったそうです。

白い果肉はやさしい酸味で多汁

果実は円錐形をしていて、重さは300gから350g程度。熟すと果皮は濃紅色に染まり、紫紅色の縞模様がはっきりと浮かびます。

果肉は淡黄白色で適度なかたさがあり、香りがよく、果汁豊富でサクサクとした食感です。味は糖度が高くて酸味がおだやかなので甘味を強く感じます。

紅月（こうげつ）の選び方（見分け方）

紅月は着色のよいりんごなので、なるべくお尻の部分までしっかり色づいているものを選びましょう。また果皮に張りがあるか、持った時にずっしりと重さを感じるかどうかも確認します。

紅月（こうげつ）の保存方法

低温で保存したほうが長持ちするので、新聞紙などで包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存するようにしましょう。気温の高い時期に購入した場合は、なるべく早く食べ切るようにします。

紅月（こうげつ）の食べ方

紅月は甘くてみずみずしいので、皮をむいてカットしてそのまま食べるのがおすすめです。皮付近にも栄養があるので、しっかりと水洗いをして皮ごと食べてもよいでしょう。輪切りにスライスすると手軽に食べられます。

加工にも使えますが、カットして時間が経つと茶色く変色することがあります。

紅月（こうげつ）の旬（出回り時期）

紅月が多く出回るのは9月下旬から10月頃です。