モーレンズ(Jonagored) リンゴ

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基礎データ DATA

モーレンズの特徴

モーレンズ

「モーレンズ(Morren's)」は、「ジョナゴールド」の枝変わりとしてベルギーで誕生した品種です。日本で品種登録されたのは2006年(平成18年)で、登録したのはベルギーに本社を置くジョモベル・エヌ・ブイ(Jomobel NV)という企業。育成したのは社長のジョス・モーレン(Jos Morren)氏で、1980年に農園のジョナゴールドの木からひときわ真っ赤な個体を発見し、それを育成してモーレンズが誕生しました。

果皮は鮮やかな赤色に染まる

果実は大きめの円形で、果皮は全面が濃い赤色に染まります。ジョナゴールドの枝変わりというだけあって基本的に性質は似ていますが、モーレンズのほうが早く着色し、色も濃くなるのが特徴です。

果肉は黄白色でかたく、糖度と酸度がほどよく含まれていて甘酸のバランスが良好。さわやかな香りがあり多汁で、食感はパリッとしています。カット後の褐変化の程度は少なく、蜜はほとんど入りません。またジョナゴールドと同様に果皮のろう質の分泌が多く、完熟果を手に持つとにベタベタとすることがあります。

海外ではジョナゴレッドの名前で販売

モーレンズは、海外では「ジョナゴレッド(Jonagored)」の名前で登録されています。日本でモーレンズはあまりなじみのない品種ですが、ヨーロッパではベルギーやオランダ、ドイツ、フランス、イタリアなど広い地域で栽培が行われているようです。

モーレンズの選び方(見分け方)

モーレンズ

着色が濃い品種なので、果皮が鮮やかな紅色に染まっているものを選びましょう。また、果汁が多いものは持ったときに重量感があるので、同じ大きさなら重く感じるものを選びます。

モーレンズの保存方法

ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。その際、1個ずつ新聞紙に包んでからポリ袋に入れておくと、より乾燥防止になります。

鮮度がよければある程度日持ちしますが、貯蔵期間が長くなるとフカフカの食感になることがあります。食味のよいうちにおいしく食べ切りましょう。

モーレンズの食べ方

モーレンズ

モーレンズの味はジョナゴールドと似ているので、そのまま生食でおいしく味わいましょう。適度な甘味と酸味、そして歯切れのよい食感が楽しめます。

カット後に変色しにくいので、パフェやりんごジュース、シャーベットに使用したり、アップルパイなどの焼き菓子に使ってもよいでしょう。

モーレンズの旬(出回り時期)

モーレンズは10月中旬頃から収穫されます。

果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。

モーレンズの主な産地

出典:農林水産省統計

モーレンズは岩手県で栽培が行われています。作付面積は約13.4ヘクタールです。

統計データを公表していない都道府県はこのランキングに入っていませんのでご注意ください

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