ゆめあかり リンゴ
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ゆめあかりの特徴
「ゆめあかり」は秋田県が育成したオリジナル品種です。「はつあき」と「千秋」を交雑して選抜・育成され、2007年(平成19年)に品種登録されました。10月中旬頃から収穫される中生種で、「微酸系」と称される果実は、爽快な味と香りが特徴です。
果肉がみずみずしくて風味よし
ゆめあかりはサイズが中~やや大きめの円錐形をしていて、果皮は鮮やかな紅色に着色します。黄白色の果肉は緻密で果汁が多く、かたさは中程度。ほどよい甘味とさわやかな酸味があり、風味豊かな味わいです。
夏期に出荷される蔵出しりんご
また、ゆめあかりは貯蔵性が高いこともポイントの1つ。育成地の秋田県横手市は伝統的な建造物が立ち並ぶ「蔵の町」として知られていますが、そのイメージから貯蔵りんごを「蔵出しりんご」として翌年の5月から7月頃に出荷しています。
蔵出しりんごの貯蔵法は、「スマートフレッシュくん蒸剤(1-MCP)」というエチレンの作用を阻害する薬剤を使ったもの。一般的なCA貯蔵よりも果汁が損なわれないのが特徴で、長期間鮮度を保持できるそうです。
ゆめあかりの選び方(見分け方)
ゆめあかりは着色のよいりんごなので、なるべく全体が鮮やかな赤色に染まったものがよいでしょう。また果皮に張りがあるか、ずっしりと重さを感じるかどうかもチェックします。
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ゆめあかりの保存方法
乾燥防止のためポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。新聞紙で包んでからポリ袋に入れるとより効果的です。とくに5月から7月頃に出荷されるものは、常温のまま置いておくと鮮度の低下が早まるので注意が必要です。
ゆめあかりは比較的日持ちのする品種ですが、なるべく新鮮で食味がよいうちに食べ切るようにしましょう。
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ゆめあかりの食べ方
くし形にカットしてさわやかな風味とみずみずしさを味わいましょう。カット後の褐変化が少ない品種なので、パフェやサラダなどにも最適。皮ごと輪切りにする「スターカット」で食べるのもおすすめです。
ゆめあかりは4姉妹の三女
秋田県では、県で誕生した4品種のリンゴを「あきたりんご4姉妹」としてアピールしています。ゆめあかりはその中の三女で、長女は「秋田紅あかり」、次女は「秋しずく」、四女は「秋田紅ほっぺ」となっています。
またあきたりんご4姉妹を育成したのは秋田県果樹試験場で、いずれも「千秋」を親に持ちます。
ゆめあかりの旬(出回り時期)
ゆめあかりは10月中下旬頃に収穫され、長期貯蔵の蔵出しりんごは5月から7月頃に出荷されます。
果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。
ゆめあかりの主な産地
出典:農林水産省統計
ゆめあかりは秋田県で栽培が行われています。作付面積は約2.3ヘクタールです。
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